2017年04月20日

ポジションの語源

ラグビーのポジションは独特の言い回しで判りづらいので説明します。
英国で始まったスポーツなので英語が語源です。
ポジションの語源
FW(FOWARD)フォワード と BK(BACKS)バックス
日本語だと前衛 と 後衛 で、攻撃方向に対して前にいるのがフォワード、後にいるのがバックスです。
フォワード
PROPプロップは、支柱です。SCRUMスクラムの最前列で支柱としてスクラムを支えます。
PROP.jpg
プロップは左右に二人いて、スクラムを組む際に頭が外側になる左プロップ①をLOOSE HEAD PROPルーズ・ヘッド・プロップ、右プロップ③は頭が相手の頭に挟まれるのでTIGHT HEAD PROPタイト・ヘッド・プロップと呼びます。
FRONT LOW.jpg
HOOKERフッカー②は、引っ掛けるの意味でスクラムでボールを足で引っ掛けます。
ピーターパンのフック船長の鉤状の手の形です。
HOOK.jpg
プロップとフッカーを合わせて、FRONT ROWフロント・ロー:(前列)一列と呼びます。

LOCKロックは、岩です。錠をかけるです。岩の様に重たく錠をかける様に力強くスクラムを押します。
Lock1.jpg
ロックも左右で二人いて、SECOND ROWセカンド・ロー:二列と呼びます。

FLANKERフランカーは、スクラムの脇・側に付きます。
BeefCutFlank.svg.png
左右の二人いて左フランカー⑥と右フランカー⑦です。チームの戦術、メンバー編成によりますが、スクラムは③の右側が前に出ることが多いので、対面となる左フランカー⑥にはタックル、ディフェンスの強い選手、右フランカー⑦はバックスにボールを展開した時のサポートに早い選手を配置して⑦をOPEN SIDE FLANKERオープン・サイド・フランカー、⑥をBLIND SIDE FLANKERブラインド・サイド・フランカーとするチームが多いです。

No.8(Number 8)ナンバー・エイト⑧は、そのままで、八番目の選手です。
8.jpg

フランカーとNo.8を、BACK ROWバック・ロー:後列 又は、THIRD ROWサード・ロー:三列と呼びます。

BACKSバックス
バックスは攻撃の配置から命名されています。
HALF BACKSハーフ・バックスはフォワードとバックスの中央に位置しています。
SH(Scrum Half)スクラム・ハーフ⑨は、スクラムからボールを捌いてバックスにボールをパスします。
SO(Stand Off)スタンド・オフ⑩は、スクラムから離れて立っています。
海外ではキックを蹴ることが多かったので、Fly Halfフライ・ハーフと言ったり、センター、ウイングと合わせたバックス・ラインの最初なので、First Fiveファースト・ファイブとも言います。
SH_SO.jpg

Three quarter Backsは、3/4(四分の三)の位置にいます。
中央の二人は、CTB(Center Three quarter Backs)センター⑫⑬、両翼・外側の二人は、WTB(Wing Tree quarter Backs)ウイング⑪⑭です。
WING.jpg

センター⑫⑬はチームの戦術により、左右に配置したり、INSIDEインサイド:内側とOUTSIDEアウトサイド:外側に配置したりします。
TB.jpg

FB(Full Back)フル・バック⑮は、最後尾です。
FB.jpg

二人いるポジション(プロップ、ロック、フランカー、センター、ウイング)は左右どちらの配置にいても良いです。もっと言うと15人で試合をするので、⑮のジャージを着た選手がフランカーをやったり、誰がどのポジションをやっても良いのです。

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posted by RUGBY ALL OUT大好き at 09:12| Comment(0) | ポジション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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