2018年08月29日

ほめて伸ばす

「お~!?上手い、上手い」「君、才能あるんじゃない
ラグビー部の新入部員を褒める八王子先輩。
1年パス.jpg
強豪校でも無い限り、部員不足が慢性的な悩みのラグビー部において、新入部員はとってもとっても貴重な人財。辞めることなく成長して貴重な戦力に育って欲しいもの。"3K"のかたまりみたいなラグビー部では、楽しい練習なんて一つも無いなんてこともあるでしょう。

走ったり、ぶつかったり、スクラム組んだり、キツイことばかり。
ボールを持っているとタックルされるし、相手がボールを持ったらタックルをしないといけない。痛くてキケンなことばかり。
芝生のグラウンドで練習出来る恵まれた選手はほんの一握り。泥のグラウンドではいつもドロドロ、雨なんて降ったら最悪、キタナイ
おまけに、ジャージが半乾きで練習すると、クサイ。⇒"4K"

そんなラグビー部に折角入った部員はほめて、おだてて、長居してもらうのが、鉄則となっている。褒められると誰しも嬉しいもの。経験者の少ない高校ラグビーでは、新入部員はパスから教わる。パスが上手だねぇは挨拶みたいなもの。

と、ひねくれた言い方をしましたが、ちょっと見方を変えると、褒められた新入部員は、もっと褒められたいと思うはず。例え新入部員をおだてているだけだとしても、褒められた部員は、ラグビーが好きになり、もっとほかのプレーもやりたくなるものです。

八王子先輩は、一年生の時に赤山主将をラグビー部に勧誘します。その時にはラグビー・ボールを投げさせ、「こんなに切れがあって適確なパス」「センスあるねぇ」とべた褒め。
赤山1年パス.jpg
ほかにも色々と勧誘の技を駆使して、二年後にはキャプテンになりました。


🐽ぶたもおだてりゃ木に登る
おだてぶた.jpg
中学校のバスケ部で同期の友達は背が低くて、そんなに目立たない選手でした。ナイス・ドリブル!!、ナイス・ディフェンス!!とみんなに褒められる度にどんどん上手になって行きました。

そんな選手だったので、みんなで面白くて、そんなに良いプレーでなくても、ほめる様にしていました。ほめると言うよりおだてていました。いいぞー!!、本人はどんどん気持ちが乗って行ったのでしょう。いつにもまして一生懸命にプレーしていました。

おだてると良いプレーをするので、いつしか付いたあだ名が、おだてぶた(決して太っていてぶたの様な体系では無かった)。『おだ』と呼ばれる様になりました(名前に小田、織田、おだと言う文字は全然入らない)。しかもレギュラーになりました。

自分の子供には厳しくしてしまうもの。ラグビー・スクールでラグビーを始めた子供についつい厳しくしてしまっていました。ある日、そんなおだ君のことを想い出して、ほめる様にしました。より一層、ラグビーをする様になったのは言うまでもありません。

ついつい、自分の経験から、出来ないことを見つけて、欠点を指摘してしまいがちですが、良いところを見つけてほめてあげることが親・指導者には必要です。良いところを見つけるには、良く見ていないといけません。ほかの子と比較しなくても良いのです。一生懸命に取り組んでいる姿勢をほめてあげましょう。


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posted by RUGBY ALL OUT大好き at 15:11| Comment(0) | 指導者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする