2018年06月28日

ミスがあってもプレーを続けること

ラグビーでは、レフリーのホイッスル(笛)が鳴るまで、プレーを止めるな。と教わります。
WHISTLE.jpg
理由は二つあって、🏉ひとつ目は、アドバンテージと言うルールです。ラグビーのルールを難しくしているとも言われていますが、実は、ラグビーを面白くしてくれているのが、ラグビー独特のアドバンテージと言うルールです。アドバンテージとは、英語で advantage と書き、有利と言う意味です。
アドバンテージ_スローフォワード.jpg
テニスでもアドバンテージと言う言葉が出て来ますが、使い方が違います。
テニスのアドバンテージは得点の数え方のひとつで、ゲーム中に4ポイントづつ取るとデュースとなり、次のポイントを取るとアドバンテージになります。有利と言う意味では同じです。
ではラグビーに戻り、アドバンテージとは、反則があっても反則した側と反対の相手が有利の時は、プレーを続けることです。反則があっても直ぐにホイッスルを吹かない時があるのです。ラグビーはトライをすることを目的にしているスポーツなので、反則があっても相手のトライになりそうな時は、プレーを途中で止めないで、トライが取れるまでプレーを続けます。
アドバンテージ_ノックオン.jpg
トライが取れなかった時は、反則があった場所に戻して、反則を取ります。
反則とは、ノックオン、スロー・フォワード、ペナルティになるオフサイド、オーバー・ザ・トップ、ノット・リリース・ザ・ボール、コラプシングなどです。トライが取れなくても、反則した側と反対の相手が陣地が前に進んだり、攻撃が有効になるとアドバンテージが解消されることがあります。アドバンテージ・オーバーと言います。

アドバンテージはラグビー同様に、サッカー、ホッケー、ハンドボールでも採用されています。

🏉そして、もうひとつは、セルフ・ジャッジをしないこと。と教わります。
ラグビーのゲームにおいてレフリーは絶対です。全ての判定はレフリーが行います。TMO(Television Match Official テレビジョン・マッチ・オフィシャル = ビデオ判定)が導入されていますが、判定はレフリーです。

レフリーも人間、ミスすることもあります。もしかすると見逃すこともあるのです。実際に密集などの人影によって反対側はレフリーにとって死角となりますので、判らないこともあります。そのためにテスト・マッチなどの大きなゲームでは、死角を無くすために、アシスタント・レフリーの助言、TMOの導入をしています。

反則した本人が反則したと思ってプレーを止めてしまっても、レフリーが反則だと認めなければ、又は相手に有利になれば、プレーが続けられるのです。そして最悪の場合、トライになってしまうこともあるのです。

判り易い例ですが、神高に籠コーチがやって来て、最初の日。2対2の対決をさせます。

[小]祇園&加茂(小さい先輩) vs [大]赤山主将&石清水
アドバンテージ_2対2.jpg
[小]チームのボールで開始。加茂がアタックを仕掛けます。と見せかけて、又から後ろへパス。
アドバンテージ_又パス.jpg
後ろにいる祇園は顔面でボールを受ける。しかもヘディングで前方にはじく。
アドバンテージ_ヘディング2.jpg
ボールを前に落としたので、[大]チームはノックオンだと思い、見とれてしまいます。転がったボールを祇園が押さえてトライ!!
アドバンテージ_トライ.jpg
解説
顔面でボールを前にはじいてもノックオンではありません。
ルール・ブックには、~ノックオンは、プレーヤーがボールを落としボールが前方へ進む 、または 、プレーヤーが手 、または 、腕でボールを前方へたたく 、または 、ボールがプレーヤーの手 、または 、腕に当たってボールが前方へ進み 、そのプレーヤーがそのボールを捕りなおす前にボールが地面または他のプレーヤーに触れることをいう 。~となっています。

⇨競技規則はこちらから
 無料ダウンロード出来ます。

つまり、見とれてしまった
[大]チームは、祇園の顔面にボールが当たり前に転がったので、ノックオンだとセルフ・ジャッジしてしまったのです。顔面はノックオンでは無いので、当然プレーは続いているので、ボールを押さえてトライとなったのです。ミスをしても、ボールを確保するまでプレーを続けるクセを付けましょう。

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2018年06月27日

バックスはチャラいのか?

チャラい・・・チャラチャラしていて軽い性格
チャラチャラする・・・雰囲気が軽くて、ぺらぺらとおしゃべりしている様子

どちらも良い意味では使われなく、むしろ悪い意味で使われる言葉です。

神高ラグビー部のマネージャーめちゃん曰く、バックスはチャラめ。
〇〇め・・・〇〇っぽい、〇〇らしいと言う感じで使用する。
うめちゃん.jpg
では、ラグビーのバックスの人はチャラいのか、チャラめなのか。

ラグビー部の中で身体の大きい人は、ォワードをやっています。フォワードの人は、見かけと違い実は心優しい人が多いです。ゲーム中のプレーはボールの争奪や密集で押し合う力勝負をするので、闘争心むき出しでプレーをしています。

ラグビーのゲームが始まると、スイッチが入って、格闘モードになるのです。そうしないと本当は凄く痛い、相手とぶつかる身体を張るプレーは出来ないのです。アドレナリン出まくっています。時に行き過ぎてラフ・プレーになってしまうこともありますが、根は違うのです。

見た目が荒々しいフォワードと比べると、頭脳派のックスは、どうしても体重同様に軽く見られます。即ちチャラく見えちゃうのです。

ところが、特にディフェンスでは、フォワード同様に、むしろフォワード以上に一対一で身体を張って相手を止めなければいけません。アタック攻撃側のプレーヤーは得意のプレーでディフェンスをかわそうとしているので、花形プレーヤーのスピード勝負は観ていて華やかです。そんな相手を止めるディフェンスのタックルは百発百中ではありません。
神高BK vs慶常.jpg
相手とぶつかる衝撃は、フォワードの巨漢プレーヤーよりも激しいのです。衝撃度は速度によって割り増しされるのです。チャラい人には決して出来ません。

更にキックを蹴ったりするのも華やかなので、チャラく見えてしまうのでしょう。

フォワードから観ても、格好良いなぁ、華やかだなぁと思いますし、生まれ変わったら、バックスになりたいなんて思う時もあります。

実際にやってみると、フォワードと違って、バックスは一人一人の責任が重たいです。目立つ分、大変なのです。

フォワードは社交的で、皆で頑張ろうタイプが多いのに対し、バックスは責任感が強く、一人でも何とかしてやろうと言う努力家が多いです。考え込んじゃう人も多いです。
大原野_諏訪先輩.jpg
では、ラグビーのバックスの人はチャラいのか、チャラめなのか。
〇〇め・・・〇〇っぽい、〇〇らしいと言う感じで使用する。
答えは、チャラめである。

さすが、うめちゃん、
ラグビー部のマネーシャーだけに切な表現です。

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2018年06月07日

やさしい人はだ~れ?、ポジション と 性格

十人十色・・・十五人十五色。ラグビーのポジションは、プレーヤーの数だけあります。どんな体格の人でも楽しめるのがラグビー。大きい人、背の高い人、太った人、細い人、背の低い人、小さい人。色々な体格の人がそれぞれの体格を活かしてチーム・プレーをするのが面白い。
神高FW vs慶常.jpg神高BK vs慶常.jpg
性格も人の数だけあります。キツイ人、優しい人、自分勝手な人、わがままな人、自分に厳しい人、すぐ人のせいにする人、要領の良い人、不器用な人、面倒見の良い人、思いやりのある人・・・。

色々な人がいるので、同じ目標に向かうのが、簡単では無く、難しかったり、意見が衝突したり、するので、困難な分、目標達成した時の達成感は相当なもの。

ポスト(地位)が人を作るとも言われていますが、ポジションが性格を作るのか、性格が先でそのポジションになるのか、鶏が先か卵が先か みたいな感じですが、ラグビーをやっているほとんどの人が、体格によってポジションを決められたのでは無いでしょうか。と言うことは、ポジションが性格を作っているのでしょうか・・・。
Rugby Kick.jpg
一般的に身体を張って、ボールを奪い合うフォワードは、荒々しく獰猛で、ボールを持って華麗に走るバックスはクールな印象があります。

ところが、面白いのは、ラグビーのプレー中と性格は同じでは無いのです。々しく獰猛なプレーをするフォワードですが、性格も荒々しく獰猛かと言うと、必ずしもそうではありません。むしろおっとりしていて、優しく、は優しくて力持ちな人が多いのです。

小さい頃から身体がきかったので、あまり人にやっつけられることが無く、戦う必要が無かった訳で、やさしい性格の持ち主が多いのでが意外です。性格がしいから、ラグビー部の先輩に入部を勧誘されると断れなくて、なんとなくラグビーを始めてしまったりするんです。

性格が優しいから、激しいプレーも教われるままに覚えて、身に付けて行きます。ある日、気持ちを入れることを覚えると、中になってプレーをして結果良いプレーが出来る様になります。フォワードのプレーヤーは、ゲームが始まると夢中になって、性格では無く、獰猛なプレーヤーに変身します。痛いプレーが出来るのも、気持ちが入っているからなんです。
Rugby Lock.jpg
反対にバックスは、足がかったり、キックが上手だったりと運動神経が抜群なのですが、小さい頃からい合っているんです。

中には、トツの人もいますが、同じレベルで断トツな人は、更に上を目指して、上級生や先生に挑んだりするので、むしろ性格は、獰猛なんです。

ところがゲームになると頭に血が上っていると良いプレー判断が出来ません。を冷やして冷静になって、どんなプレーをするのか、何処を攻めるのか、相手の状況を見て、瞬時に判断をします。その一方で相手に接触する時、タックルする時は、気持ちを入れます。ゲームの中で気持ちを入れたり、落ちつけたりしているのです。
Rugby run .jpg
マネージャーのめちゃんが、菅平夏合宿の宿・生田荘の娘さん美樹ちゃんに教えていました。
結婚相手は若い数字のポジションが良い。バックスは細くて足速い"ちゃらめ"、フォワードは力持ちで"やさしい"。ご飯を一杯食べる人が好きと言う、③広田がもてています。
広田.jpg

と言うことから、ポジションが先で、ポジションによって性格が作られていく。と言う気がします。

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