2017年11月11日

思いやり

人と人とが本気でぶつかり合うラグビー。球技でありながら、格闘技の要素も多分に必要です。気持ちの入っていない軽いプレーをすると、思わぬ怪我になりかねないので、気を抜かずに全力でプレーしましょう。
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練習の時から、仲間意識のなぁなぁな慣れ合いでは無く、当たる、タックルするは全力でプレーすることが、上達する秘訣でもあります。試合の時だけ本気を出すなんて器用なことは出来ません。

相手が本気でタックルに来るから、自分も本気で当たれる。相手が本気で当たりに来るから、自分も本気でタックル出来るものです。ボールの取り合いも慣れ合いにならずに、試合のつもりで奪い取ったり、奪い取られない様にキープします。

全力でプレーすることが、相手への最大の思いやりです。手を抜いた相手に勝っても嬉しくありませんよね。

全力でプレーした後は、ノーサイド。敵も味方もありません、もう仲間です。全力でプレーした仲間に感謝をして称えます。それが、本当の思いやり。全力でプレーするから味わえる大切な経験です。
思いやり1.jpg
行きつけの床屋さんに、ラグビーの人達は優しいよね。と言われたことがあります。ラグビーの和の中にいる人にとっては気が付かないのかもしれませんが、周りからすると、人に対して優しいらしいです。それは身体を張って痛い思いをするからこそ、人に対しては優しく出来るのだと仰っていました。

力を込める時には、奥歯を噛み締める時もあります。プロ野球選手は、奥歯がボロボロだそうです。歯を守るのと、脳震盪の予防に、練習の時からマウスピースをしましょう。(中学生以上の試合では着用が義務化されています)➤歯に思いやり

相手とぶつかることが多いラグビー。次も全力でプレー出来るように、身体のケア・お手入れをしましょう。痛い所に貼るだけ。➤身体に思いやり



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2017年11月03日

ライン・アウト 応用編2

ラグビーの試合中にボールがタッチ・ラインの外に出たら、相手ボールのライン・アウトでプレーが再開されます。ペナルティ・キックから直接タッチ・ラインの外にボールが出た場合は、マイ・ボールのライン・アウトです。
10mラインアウト.jpg
セット・プレー(スクラム、ライン・アウト、ペナルティ・キック)は、ゴール・ラインから5m以内ではプレー開始されないので、5mラインからの再開となります。

ライン・アウトからのモール攻撃と言うのが、最近のラグビーでは流行っています。フォワードの密集プレーに自信があるチームは、ゴール前のライン・アウトからモールを作って押し込みトライを狙います。
ラインアウト_ダミー.jpg
マイ・ボールを確実にキャッチすること…これが一番大事なことです。ピッチャー(スローワー)とキャッチャー(レシーバー)の呼吸を合わせて確実にキャッチします。
ラインアウトモール1.jpg

サポート・プレー…次に大事なのがサポートするプレーヤーです。レシーバーを土台にモールを素早く作ります。レシーバーの両側のサポート・プレーヤーは低い姿勢でしっかりとバインドして密着します。レシーバーと両サイドのサポート・プレーヤーの姿勢でモールの成功は決まります。
ラインアウトモール.jpg

レシーバーは土台なので、ボールをパクッて相手から遠ざけます。更に両サイドのプレーヤーを押し込むようにサポートに入ります。サポートに入る時に前に押し込むように入ることで力が前に加わり、モールが前に進みます。

サポートに入ったプレーヤーは低い姿勢(カメの姿勢)で足をかいて前に押し込みます。縦長のモールが理想的です。

モールを押すコツは、バインドをしっかりと一体になること。同じ方向に押すことです。仲間同士のコミュニケーションが大切です。モールの中心部を押す気持ちが良いです。明日のために、その1と同様で内側にえぐり込む様に打つべし。です。
モール.jpg

はい、どうぞ。と押される相手はいませんので、トライをさせない様に相手も力を込めて押して来ます。がっぶり四つで押し切れれば良いですが、押し切れないと感じたら、押す方向を右、左、斜めに変えます。モールに参加しているプレーヤーの気持ちをまとめて、力を結集します。ボールを持っているプレーヤーが指示して下さい。
モール2.jpg
相手に密集を割られないように、バインドはとっかりとしたままです。運が良いと最後尾でボールを確保しているとトライを出来るかもしれません。
祇園Try1.jpg
みんなのおかげです。All for one
モールトライ後.jpg

逆にディフェンスの時は、ライン・アウトのボールを奪い取るのが一番。可能性があれば競りましょう。競ることによってプレッシャーをかけられます。ボールを取られたら、レシーバーが着地したら倒す、ボールに絡む、レシーバーの体制を崩しボールを味方に見せる。出来なければ素早く低い姿勢でモールに入る。相手ボールに向かって力を結集して押します。アタック同様にバインドを強く固めて一方向に力を結集します。相手のバインドが割れたら、どんどん前に出て、ボールに絡みます。


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