2017年06月28日

ライン・アウト

ラグビー・グラウンドの横のラインはタッチ・ラインと言います。このタッチ・ラインからボールが外に出ると相手ボールのライン・アウトでプレーが再開されます。ライン・アウトは直訳すると線の外です。ペナルティ・キックからボールを直接タッチ・ラインの外に出した場合のみ蹴った側のボールでライン・アウトからの再開となります。
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ラグビーでボールを前に運ぶ方法は、二つしかありません。ボールを持って前に走ることとボールを前にキックすることです。但しボールをキックした場合はほとんどの場合、相手ボールとなります。ラグビーは陣取り合戦と言われていて、相手陣でプレーすることによって得点チャンスを得やすくなり、相手の得点チャンスを減らします。

キックしたボールがタッチから外に出ないと、相手ボールになってカウンター・アタックを仕掛けられたり、キックを蹴り返されたりしますが、キック・ボールに対して上手にディフェンス出来れば陣地を前に進めてボールを獲得出来るチャンスがあります。

タッチ・ラインの外にボールを蹴り出すことをタッチ・キックと言います。反則で得たペナルティ・キックの場合は、ほとんどの場合、自分達のボールでライン・アウトになるのでタッチ・キックを蹴りますし、自陣から抜け出すためにタッチ・キックを蹴ります。

ライン・アウトはボールがタッチ・ラインを出た地点から再開されます。ボールがキックによって直接タッチ・ラインの外に出た時に自陣の22mラインの内側からキックした場合にはボールがタッチ・ラインの外に出た地点からのライン・アウトですが、自陣の22mラインの外側からキックした場合は、キックした地点に戻されてのライン・アウトとなるので、22mラインの外側からキックする場合は、ボールをグラウンド内でバウンドさせてタッチ・ラインを出る様にキックを蹴ります。(22mラインの外側で取ったボールを22mラインの内側に持ち込んだり、パスしてからのキックは、22mラインの外側からキックした場合と同じく、キックした地点に戻ってのライン・アウトとなります) ※ペナルティ・キックの時は何処からキックしてもタッチ・ラインから外に出た地点でのライン・アウトとなります。
TOUCH KICK.jpg

ライン・アウトは投げ入れる(スロー・イン)する側の人数に防御側は人数を合わせます。多い人数が並んではいけませんが少ない人数でも構いません。ライン・アウトに並ぶプレーヤーはゴール・ラインに平行に並びます。投げ入れる側の人数は5mラインと15mラインの間に7人以下となります。スロー・インはボールを並んだプレーヤーの真ん中に投げ入れます。サインを使ってボールを投げる場所とタイミングを指示します。
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ボールを取るキャッチャー(レシーバー)は背が高い人、ジャンプ力のある人が有利です。
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ボールがタッチ・ラインの外に出て、障害物に当たらなかったり、競技場で決められた範囲でボールを取ったスロー・インするチームは、ライン・アウトで並ぶ前にボールをグラウンドに投げ入れてプレーを再開することが出来ます。これをクイック・スロー・インと言います。



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2017年06月21日

きれいにとれたで賞

Fair Catch1.jpg
ラグビーは起源がフットボールなのでボールを蹴ることが出来ます。相手陣にボールを持って行ってトライすることで得点となるラグビーは、陣地を前に進めるためにボールをキックします。

ラグビーで前進するための方法は二つしかありません。
一つはボールを持って走ること、ラグビーは数多くある球技の中でも、誰でも、ボールを持って好きなだけ走れるスポーツです。

そして二つ目はボールをキックて陣地を稼ぐことですがボールは相手に渡してしまう場合が多いです。ボールを持って走ると言うラグビー特有の楽しみと安全によってラグビーは毎年の様にルールが変更されます(大幅な変更では無く細かい部分が明確化される場合が多いです)。

起源は判りませんが、不用意なキックを避ける為だと思われますが、フェア・キャッチと言うルールがあります。自陣の22mラインの内側で相手のキックしたボールをノー・バウンドでキャッチし、キャッチする時にマークと言えば、フェア・キャッチが認められます。
Fair Catch2.jpg

Fair Catch.jpg

私がラグビーを始めた高校時代にフォワードのフランカーながらフェア・キャッチを出来る場面に出会い、マイボール(俺が取るよ)のコールと同じくボールが空中にある時点でマークと大きな声で叫び、ボールをキャッチしました。コールが早過ぎなので、フェア・キャッチは認められずに、プレーはそのまま継続されました・・・。

訳が判らずに取ったボールは味方にパスをしましたが、意味が判りませんで、試合後にボールを取る瞬間にマークと言う。との説明をして貰いました。ちゃんと教えてくれよ。と言う感じでした。

フェア・キャッチをするとボールを取った地点からのフリー・キックでプレーが再開されます。フリー・キックとは直接ゴールは狙えなく、タッチに蹴り出した時は相手ボールとなります。

私がラグビーを始めた1982年(昭和58年)頃は、フェア・キャッチするプレーヤーは両足を地面に付けて身体を静止している状態とのことでしたが、ボールを取りに来るキックした側のプレーヤーとの接触を避ける為の安全性を考慮して、暫くすると走りながらもフェア・キャッチが可能で片足を地面に付いていることとなり、更にはジャンプしていてもマークとコールすれば、良いこととなっています。


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2017年06月16日

ノック・オン するとフォワードに怒られる

ノック・オン Knock Onは、ボールを前に落とすことです。
ノックオン.jpg

ラグビー部に入るとラグビー・ボールはとっても大事なものなので大切に扱いなさいと教わります。

卵の様に落とさない様に親切・丁寧に扱いなさいと教えられたので、家に持って帰って、ボール磨きも当然の様にやっていました。

身体を張って一生懸命に獲得したボールを不意にとは言え落としてしまうと相手ボールになってしまいます。
ノックオン1.jpg

ノック・オンをすると落とした場所で相手ボールのスクラムにてゲームは再開されます。フォワードの特に弱小チームのプロップに言わせると又、スクラムかよと相手ボールになってしまうことよりも、スクラムを組むのが辛くて嫌なので、罵声を浴びます。仲間割れの始まりです。

高校に入学してラグビー部に入った時にはルールも判らず、教わったことも無かったので、テレビから聞こえてくるし、ラグビー部の先輩達が言っているのを耳にして、ノッコンと思っていました。
英語を速く言うと間違いではないですね。テレビの実況や解説者、ラグビー部の先輩は発音が良かったのですね。

ラグビーでは軽い反則の扱いで、プレーの再開はノック・オンした地点で相手ボールのスクラムとなります。
SCRUM.jpg

特殊な例として意図的にボールをはたき落とすとペナルティで重い反則の扱いになることもあります。

ボールを手か腕に触れて前に落とすとノック・オンなのでお腹と胴体、脚に触れたり蹴ってもノック・オンではありませんし、顔面、頭に触れた場合もノック・オンではないですし、後ろに落とすのもノック・オンではありません。ノックオン2.jpg

ボールを落とさない様になるには、ハンドリングの練習をしてボールに慣れましょう。


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